今回はスリランカのスパイスとハーブについて。。。

アーユルヴェーダでは人の体や心、生きるエネルギーは食物によってつくられるとし、それぞれの体質や季節にあった適切な食事で体内エネルギー(ドーシャ)のバランスを整え、消化酵素(アグニ)を高め、老廃物(マラ)を正常に排出させ毒素(アーマ)をためない体へ導くといった約5000年前から伝承された食事に関する教えがあります。

なんと、スパイスやハーブは単に美味しさや風味を与えるだけでなく、例えば冷性の食物と合わせることにより温性とし消化力を高める役割をしているのです (`・ω・´)キリッ

ジャガイモ料理あわせるとよい、お腹の張りをおさえるスパイスもあります。

生まれ持った体質により食事を合わせることもあります。

そしてアーユルヴェーダの料理では、①消化をよく ②新鮮な食材で ③食べ合わせに注意 ④6味(甘味、酸味、塩味、辛味、苦味、渋味)と良質な油を適量とる、を重点において料理を作っています。

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食事と健康の深い関係、普段の食事で身体はつくられている、まさにキッシンファーマシー、家庭の台所は薬局という考え。。

そんなスパイスとハーブの生きている姿、現物をみてみたい!という願いもスリランカで叶いました(人´∀`*)

スリランカの恵まれた気候と風土により多様なスパイスとハーブが生息していて、その種類はインドより多く、良質なスパイスをめぐって争いが起きたほど。。

 

AYU PIYASAから車で30分ほどキャンティーの町にある「スパイスガーデン」へ。

まずはしょうが科のスパイス、ターメリック(ウコン)にご対面。。

肝機能を高め、皮膚の不調にもよいとされている、スパイス料理に欠かせないスパイス。

動物性たんぱく質の食材と料理することにより腸内細菌を抑え、ガスの発生を防いでくれます (・ω・フムフム)…

鮮明でパワフルな黄色!

続いてバニラの木。小さな種子が入ったさやの部分はお菓子に使われている、バニラビーンズです。

いかにも南国育ちという大きな葉。

大好きなスパイス、カルダモン。こんなにシュッとしていたのですね (゚ο゚人))

で、↑これです!

根本からのびる茎にさやがくっついています。意外です~ (o゚Д゚o)

色はグリーンな程、質がよいそうです。

さわやかな香りはリラックス、消化を促進させ、コーヒーやチャイなどに入れるとカフェインを中和させてくれるそう。

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こちらはメースとナツメグ (  ゚Д゚) ひとつの植物だったのですね~

鮮やかな赤い網目状の皮がメースで、殻を割った中にある種子がナツメグ。

効能としてナツメグは消化をよくし、腸内環境を整えガスを排出。また甘い刺激性の香りで動物性の生臭さを消臭します。メースも同様ですがナツメグよりもより繊細な香りと味で高価です。

スパイスガーデンのお兄さん達が園内を案内してくれた後、最後にスパイスやハーブ薬について説明してくれます。

何を売られるんだろうかとかまえていたけど、面白くて聞き入ってしまいました!

併設されているショップへ。すごい数のスパイスやハーブ薬。。。

スパイスとハーブ、日本で買うよりもずいぶん安くて嬉しい (*゚ ∇ ゚ )

スリランカ産は質も鮮度もいいので、もちろん大人買い!!

ハーブ薬、どれも興味深々。。こんなにハーブが純粋で濃度の高いものは日本では買えない。         でも結構なお値段です。。。

迷ったあげくヘッドマッサージ用のこのオイルと皮膚炎に効果のあるハーブ薬を購入。

慢性だった指の湿疹に抜群な効果で今も愛用しています。

自然治癒力を高めながら完治させていくという発想が西洋医学の薬学には不足しているので、アーユルヴェーダ医療は改めて見直され統合医療として現代に必要とされてきていると思います。

 

美味しい料理にも良質な薬にもなる植物の力って本当すごいですね (((o(*゚▽゚*)o)))

 

私達の日本には四季があり季節に適応する為、私達の体は様々な変化をさせています。その変化を助け補う為の食事はとても重要なこと。アーユルヴェーダの考えをベースに日本のお野菜中心の料理を研究しご紹介していきたいなと思っています ヾ(*´∀`*)ノ

 

 

~ スリランカへの旅⑦ アーユルヴェーダ ~ へ続きます (*´∀`*)ノ。+゚*。