とても上品で可愛いらしくラグシュアリー、伝統的な「マンダリン・オリエンタルホテル」。
昨年に引き続き、タイ料理教室に参加しました。Cooking School は1986年からスタート、世界中から生徒さんが多数集まる料理教室です。1番はアメリカ人、2番は日本人に人気だそう。
先生は25年の大ベテラン、Narain先生。笑顔を絶やさず、細かな気配りと紳士的な対応が素敵です。わかりやく正確な発音の英語で食への興味を惹きつける楽しいトークの中、レッスンはスムーズに進んでゆきます。
実習になると少し早いテンポとなり、せかされるように調理を進めていくことになりますが、無駄な時間がなく気持ちよく、次々と料理が完成!さすがプロフェッショナルです。
今回は私と友人の2人だけのプライベートレッスン。
朝の市場めぐりからのスタート!
専用ボートでチャオプラヤー川を下り、バーンラック市場へ。
リバー沿いはバンコクで一番好きなスポット。風が抜けて気持ち良く、街の雑踏からの開放感があります。
市場に着くと、先生はお店の人たちに軽く挨拶しながら、食材やタイ文化など説明をしてくれます。
そして、欲しかったフレッシュなコブミカンとタマリンド(原型)を購入!
柑橘系のコブミカンの皮はタイ料理に欠かせない食材なのですが、日本では乾燥したものしかなくとっても貴重。実際バンコク市内のスーパーでは売ってなく市場でないと入手が難しいのです。
市場は早朝5~6時がもっとも賑わっているらしく、9時過ぎだと落ち着いていました。
30分ほど市場周辺を散策し、再び専用ボートでホテルへ戻り、実習です。
ホテルの対岸にレストランとSPAがあり、その中にCooking Schoolがあります。落ち着けて素敵な雰囲気です。
Cooking Schoolへの階段。前回と同様、ワクワクがこみあげてきます。
広々として可愛らしい教室。こんな教室がほしい!まさに理想です~
教室横の中庭には様々なハーブが育っています。
コブミカンを揉み出しながら手を洗います。油分がありしっとり滑々に、アロマな香りでリフレッシュ。
教室へ戻るとすぐさま、スイーツとコーヒーや紅茶が出てきて、ひと休み。
アシスタントの方も2名いて、至れり尽くせりで細やかにサポートして下さいます。さすが5つ星ホテル。
Cooking Classだけど、おもてなしやワクワクさせてくれるパフォーマンスが魅力です。
さて、本日のメニューはこちらの4品。
- Taohoo Thawd Gub Phuak Thawad (Deep-fried tofu and taro)
- Yam Louk Chin (Spicy pork ball salad)
- Khanom Jeen Nam Ya (Rice vermicelli with curry sauce)
- Thua Paep (Sticky rice dumplings with mung bean)
質問にも丁寧に応えてくれて、細かく的確な指導でスムーズに次々と料理は完成!
Taohoo Thawd Gub Phuak Thawad (Deep-fried tofu and taro) タイのもめん豆腐を揚げて。タロイモとピーナッツ、米粉をからめて、かき揚げに。サクサク食感とピーナッツの風味が相性よくて最高。ピーナツとビネガー、チリのソースにディップしていただきます。
Yam Louk Chin (Spicy pork ball salad) タイライム(マナオ)たっぷり絞って、チリ、パクチーの根、にんにく、ナンプラーをベースにしたドレッシング。ボイルしたポークボール、キャベツ、セロリなどに絡めて。セロリの食感とキャベツの甘みがアクセント。
Khanom Jeen Nam Ya (Rice vermicelli with curry sauce) レモングラスやジンジャー、ホムデンなどタイハーブを使って、カレーペーストから手作り。酸味がさわやかなスープカレーを数種類の野菜やピクルスを添えた米粉ヌードルにかけていただきます。レモンバジルがとてもあります。
Thua Paep (Sticky rice dumplings with mung bean) 米粉を使ったもちもち食感、日本人好みのデザート。もやしの種のパフを米粉のおもちで包みフレッシュココナッツパウダーをまぶします。ごまとシュガー、塩を添えて。ふんわり優しい甘み、ごまの風味が美味しい。
レッスン終了後には修了書(Certificate)を。
食事はホテルのレストランで。ゆっくり時間をかけていただきました。
おみやげのトートーの中には、エプロンとマンダリンの扇型ポーチに入ったスパイスセットが。
素敵な空間で知的好奇心もお腹も満たされる、とても有意義な時間を過ごせました。